再会した幼馴染に溺愛されています。
恋の難しさ(冬馬side)

朝いつもの時間に目覚めたけど俺は昨日の余韻がまだ残っていて学校に行きたくない衝動に駆られていた。


「おっす……」


だけど学校に行かねえとアキにも会えないから準備はしないと。
いつものように母に挨拶をして洗面所へ足を運ぶ。


「冬馬〜朝は『おはよう』って何度も言ってるでしょ!」


エプロン姿の母の声が廊下まで響く、これも見慣れた毎朝の光景だ。


別に冷たくしてるつもりはないんだけどな。


「あーだりい。」


俺はブツブツと呟きながら冷水を荒っぽく顔にぶっかける。
こうしないと気持ちがシャキッとしない。
日課って言うやつなのだろうか。


「ネクタイ……財布……スマホ……」


洗顔後はいつもの癖で呟きながら持ち物の確認、これも恥ずかしくて人には見せられねえな。


それに昨日の自分にイライラする。


なんでキスが出来なかったんだろうか。


初日の時はあんな事出来たのに……。


俺は苛立ちを解消出来ないまま学校へと向かう。


朝の日差しがうぜえ。
< 40 / 224 >

この作品をシェア

pagetop