雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
『う、うん。そうだね。ありがとう…律君』


何だか感動するよ…


胸がジーンとした。


『夢芽は本当に泣き虫だな。嬉しい涙ならいいけど』


『嬉しいんだよ。本当にこんな幸せなことないよ』


『ああ、俺も幸せだ。絶対に悲しい涙は流させない。約束する』


『うん』


『どんな困難が起こったとしても、それでも、俺が必ず守るから。安心して俺に着いてきて』


年下なのにこの包容力。


頼りがいのある律君に、私、ずっと着いていくから。


『ありがとう、これから先も私と一緒にいて』


『ああ、もちろん』


律君の優しい抱擁。


この香りが好き。


この腕の強さが好き。


このとてつもない安堵感に包まれるのが…すごく好き。


唇をなぞるあなたの指にまた体が熱くなる。


そして、当たり前のように私はあなたに抱かれた。


体の奥の奥まで幸せで満たされ、私は改めて律君との愛を貫いていく覚悟をした。
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