雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
『速水店長、ありがとうございました。本当にすみませんでした。私の対応の仕方がいけなかったみたいです』


まだまだ慣れないな、クレーム対応って難しい。


『そんなこと気にしなくていいから』


私の肩を2回ゆっくりと叩いて励ましてくれたのは、速水 慶太(はやみ けいた)店長、31歳。


178cmの細身の長身で黒髪のツーブロックショート。


知的なニュアンスパーマがオシャレだ。


前髪をあげたアップバングで、爽やかな清潔感漂う大人の男性。


凛とした雰囲気の冷静で優しいイケメンだ。


高学歴らしいし、店のみんなの信頼も厚い。


仕事が出来るから、いずれは本社へ行くんだろうって噂がある。


あと…私と同じバツ1。


こんな素敵な人がどうして離婚したんだろ…なんて、そんなプライベートなこと聞けるわけないけど。


『あのさ、夢芽ちゃん』


『はい』


『あ、いや、また声かけるから。仕事に戻るよ』
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