子供のままの男に恋をした。(続編)
新年の変化ときも

公私混同の年越し

隼人くんが帰ったあとのアパートは寂しく感じた。

『いつも一人だった、このアパートが今日はやけに寂しく感じる。隼人くんがさっきまでいたからだろうな。ずっと、一緒にいれたらいいのに。あっでも、あのいたずらに身が持たないかも。』
1人で笑えた。

大晦日、夜勤に行った。
日勤の人たちに、
「本年はありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。」
と言われ、みんな帰って行った。
夜勤は4人。
「今年はこのメンバーで年越しですね。」
「まあ、いいじゃん。」
そんなことを話ながら、ゆったりとした夜勤業務をしていた。

除夜の鐘が鳴った。

0時になる直前。
隼人くんは、PHSで空き病室に呼び出してきた。
「何?」
「一緒にカウントダウンしよ。」
「いや、いないのまずくない?」
「大丈夫だよ。」

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