【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。


「っ……!?」



な、なにを言ってるんですか!

ゼリーじゃなくて、わたしって……!

きっと、熱でおかしくなってるんだ!



「凌玖先輩は安静に寝てなきゃだめです!」

「せっかく歌桜が来てくれたのに」

「凌玖先輩が寝るまで帰りませんよっ」

「……わかったよ」



わたしが強く言ったからか、お布団をかぶって横になってくれた。



「手、繋いで」



綺麗な手のひらを出して、そんなお願いをしてくる。

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