【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
「ん……?」
首をかしげて顔を見たら、恥ずかしそうにモジモジしてた。
目を泳がせているけど、伝えようと心に決めたのか瞳を合わせて言葉を続ける。
「今のイベント、見に行きませんか?」
歌桜からお願いしてくれるなんて珍しい。
それと同時に嬉しさが込み上がった。
「いいよ。行こうか」
にっこり笑顔を向けると、歌桜も照れながらうなづいた。
食べ物や屋台をまわって過ごすと思っていたけど、イベントを見るのもいいかもな。