ありがとう、きみへ。

ちょっとでも見てほしくって



かわいいって思ってほしくって



髪の毛いじってみたり


うわめづかいで見つめてみたり


しゃべる時だって

あなたに聞こえるように

わざとおっきな声で
甘い声で

しゃべるようにしてたのに。



きみはちっとも

気づいてなんかくれない。





振り向いてなんか

くれないんだ。










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