大安吉日。私、あなたのもとへ参りますっ!
 すぐそばの修太郎(しゅうたろう)を、全幅の信頼を寄せたキラキラとした目で一瞬だけ見上げた後、日織(ひおり)羽住(はすみ)の先程の行いを責めるようにキッと睨みつけてきた。
 今まで見たことのない日織の強い視線を今日だけで2度も受けながら、羽住(はすみ)は小さく吐息を落とす。

(なぁ、日織よ。お前には悪いんだけどさ。俺、お前が2次会に行きたいって言ったとして……、その男にうまいこと丸め込まれて結局行けねぇ未来しか見えねーんだけど)

 さすがにそれを言う勇気は、今の羽住(はすみ)にはない。


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