ばいばいって言えるまで
そんなおれに彼女は「ありがとう」と言った。あの時の顔も今までの顔も楽しそうな顔も怒っている顔も泣いている顔も全部全部忘れられない。

愛華のことが忘れられない。逆に忘れてはいけない。最低だった自分も忘れてはいけない。


傷つけたことも、忘れてはいけない。



二度と戻ってくることの無い彼女を想って泣き続けた。鼻を啜った時でさえ、部屋に残る彼女の匂いが鼻を掠めた。

苦しかった。戻ってきてほしかった。次は大切にするから、なんて。もう遅いのに。





後悔することが償いなのかはわからないけれど、
忘れることはできないと思った。

長く付き合っても壊れるのは一瞬だった。
強く残ったのは思い出よりも後悔だった。



それを作り出したのは紛れもなく自分だった。




いくら泣いても視界は霞んだままだった。
真っ暗だった。


自分に光があっていいのかはわからないけれど、
いつかその光を見つけることが出来るまでは



泣き続けると思うーー。







大好きでした。



END
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