神様の操り人形
ワインを片手に話していると、酒の飲み過ぎか体が熱くなっていく。汗まみれの姿を見られるわけにもいかず、俺は「失礼」と言ってパーティーホールからバルコニーへと出た。

秋の夜風はとても涼しい。おまけに今日は大きな満月が輝いている。とても綺麗だ。こんな夜にパーティーをすると気分がいいものだな。

刹那、どこかでバンッと乾いた音が聞こえた。そして俺の左胸に何か衝撃が走る。俺は動けず、そのままゆっくりと背中から倒れていく。

倒れていく間、もう一度乾いた音がして頭に衝撃が走った。これは一体何なんだ?

どこからか、大きな悲鳴が聞こえてきた。










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