遊び人の美容師に溺愛されてます。
「水嶋さん。ごはん行きませんか?」
「初めて誘われた。行く。」
「あっ、でも、着替えて来ます。」
「いいよ。そのままで。」
「いいですか?」
「それより、行こうよ。腹減った。」
「はい。牛丼食べませんか?」
「え?そんなんでいいの?」
「嫌ですか?」
「俺は、常連だけど、陽菜が食べるのかなあって。」
「食べますよ。そういうデートも良くないですか?」
「デートなんだ。嬉しい。」
 いつも、高い食事をするのは、逆につまらない気がした。私は、水嶋さんの前では、素でいたいと思った。

一緒に牛丼を食べ、自宅アパートまで送ってもらい帰った。
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