新月Days



「俺はどこにも行かないよ?アヤちゃんの隣に、いたいんだ。だって、ね。アヤちゃんが好きだから。」



あたしの手のひらを包むのは、いつものツキトのぬくい体温。



熱すぎでも、冷たくもない。



ツキトだけの、体温。



あたしの隣にいてくれるの?



どこにも行かない?


好きでいてくれるの?あたしをずっと。



そんなことは、有り得るの?



こんなあたしでも…?



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