人気俳優を助けたら、好きになられました。
退院
 次の日の朝、もう一度病室へ行った。
「ごはんも食べれてるようなので、今日退院でいいと思います。
 お大事にしてください。」
「はい。」
「では、失礼します。」

マンションでは、滅多に会うことはないため、もう会わないと思っていた。
そのため、特に、自分が救急車で搬送したこと、同じマンションであることは言わないでいた。

 昼頃には、吉村さんは退院したようだった。
看護師たちはがっかりしていて、少し面白かった。
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