I adore you.
「気に入った」

禅問答に返答もできなかったし、チェスはだめだったし、愛玩人形なのにご主人様を突き飛ばしてしまった。気に入られる要素はどこにも見当たらないのだけれど。

「明日から午前はこの部屋に来るように。あとの時間は好きにしてていいよ」

「……わかりました。でもおうちのお仕事はしなくていいのですか?」

「そんなものはフェアファックスさんが取り仕切ってるよ」

「なるほど……」

「欲しいものがあったらフェアファックスさんに言え。絵本でもクマのぬいぐるみでも」

「わ、わたし子どもじゃありません」

「ふ」

こうして奇妙な、ドールとしての私とご主人様の関係は始まった。
< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

新年恐怖症

総文字数/290

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

広末涼子はゆるされない

総文字数/125

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

いちご薔薇のお見舞い

総文字数/483

詩・短歌・俳句・川柳5ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop