笑い方を忘れた女総長
動き出した日々

ゴソゴソ

『朝・・・か』

はぁ
まだ5時半じゃん
・・・・風呂入ろ

着替えを持って下に降りると
真っ暗なままだった
まだ誰も起きてないんだろう

脱衣所に着くと服を脱いでお風呂に入った
私は雨樋 美菜aMadoi–Mina。世間でいう一匹狼みたいな?
感じの人間染めたわけでもないのにパステルパープル髪に、パステルパープルとパープルのオッドアイ
どうしてこんな髪なんだろう

母「あっおはよう、お風呂入ってたの
ね」

『あーうん、早く起きちゃったからさ』

母「そう」

お母さんはそう微笑みながら言った

私はお母さんの笑顔を見ていられなくて顔を逸らした

『・・・そんな事より朝ご飯は?』

お母さんの笑顔は、今の私にはツラい

母「今日は、フレンチトーストよっ」

『わぁ美味しそうだねニコッ』

この胡散臭い笑顔の自分が大っ嫌い
あぁ早く1人になりたい

誰かといるときは、この笑顔を崩せない

『それじゃあ、行ってきます』

と言って家を出た

家から学校までは、歩いて15分だから
『これなら間に合うかな、』
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