記憶のカケラを拾って
終わりはいつも突然
〈音side〉
「音、今日はいつもよりも周りに注意して歩くのよ?いいわね?」

「わかったけど、なんで?」

「そんな気がするのよ、お母さんは勘がいいからね」

「そうだね、わかった!気をつけるね。じゃあ行ってきます!」

電車に揺られること約20分。
そこから徒歩10分程度のところにあるお城みたいな建物が『野いちご学園』。
小中高大一貫校で、可愛い制服が着たいがために中学校で猛勉強をし、編入することができた。

そして親友梨奈も…。
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