※ちょろい私に本当の恋を教えてくださいっ




「…夢乃サン、顔赤くない?」




「どーせいつもですよっ」




「そういう意味じゃなくて…」





「…?」





私が首を傾げていると、



スっと星咲くんの腕が伸びてきて



私のおでこに触れました




「!?」



ど、どどどうしたの星咲くん。





「ん〜…やっぱ熱いね」




「だ、だって急に触るからっ」





「いや…多分熱あるよね」





「…へ?熱?」





「うん。」





すると、ガタッと席を立った星咲くん。




「どーしたの?」





「先生、夢乃サン熱あるので保健室連れて行ってきます。」




[気をつけろよ〜]




先生がそういうと、




「ほら行こ」



グイッと私の腕を取って



教室を後にしました。
< 26 / 33 >

この作品をシェア

pagetop