幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

この気持ちは……私から言いたかった。


いつも助けてもらってばかりの私。だからせめて私から思いを伝えたかった。



「は?なんで?」



そのことに気づいてないのか朝陽は意味がわからないと言わんばかりに首を傾げている。


はぁ………朝陽って、変なところで鈍いんだよなぁ。ちょっとはこっちの気持ちに気づけっての。


バカ。



「とにかく、それ以上は言わないで。私が……伝えたいから」



勇気を振り絞って言った言葉。さすがにここまで言って気づかないとかないよね。


そーっと顔をあげてみると、



「………っ!」


「わかった………」



顔を真っ赤に染めていた。頭のピンクに負けないくらい赤く染めていて、私はそれを見て驚く。


いつも余裕しゃくしゃくな朝陽がこんな顔をするなんて思わなかったから。それを見て私はなんだか安心して。


朝陽に抱きついた。
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