幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

そう、朝陽は真面目で優しい男の子。


再会した時は驚きはしたものの、一緒に暮らしていくうちに朝陽の優しさはまだ健全だって言うことがわかった。


なんだかんだ言って、ちゃんとしてるんだな。



「免許持ってて悪かったな。これでも、全国トップの総長だぞ」


「………」



ここでそれを自慢するか?


そう言いたいことをグッとこらえ、前を見る。


……と、そこには見慣れない真っ黒い車……これは、リムジン?が止まっていた。



「あ、朝陽ー。この車、うちのアパートの前に止まってるんですが………」



嫌な予感しかしないが一応尋ねてみる。


恐る恐る隣を見てみると朝陽は怪しくニヤリ、と微笑んだ。


ードキッ!


その怪しい笑みにもドキッと心臓が反応して、目をそらす。


いや、ドキッとするタイミング違うだろ。



「当たり前だろ?この車は俺が呼んだんだから」


「…………」
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