学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
「ん〜? なんでだろ?あ、電車来たよ」

「は、はいっ……」

2人で電車に乗る。

「え……⁉︎」

「何あのイケメン⁉︎」

「隣にいる子も美少女……」

「付き合ってるのかな?」

み、皆んな先輩の方をみてる……。

さ、さすが先輩……。


「颯斗く〜ん」

語尾にハートマークがつきそうなほど甘い声で先輩の名前を呼ぶ女の子。

「私〜ずっと前から〜先輩のこと好きでした〜!私と付き合ってくれませんか?」

これって……告白⁉︎

「……ごめんね俺、好きな子いるからって……この子なんだけど」

そう言って、私の肩に手を回し、自分の方に近づける先輩に顔が赤くなってしまう。

「ちょっ……せ、先輩! 電車の中ですよ!」

「あーごめんごめん……で、なんで俺のこと好きなの?」

「え?」
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