学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。
なん、で……。

「あははっ……! あ、理由なんてないから」

理由なんて……な、い?

「あ、学校にも明日広めるから。じゃあね〜!」

学校にも?

お姉ちゃんは……前から私のことを嫌いだったから、仕方ないのかもしれない。

私が悪いんだ……。

お姉ちゃんを責めるような真似はしたくない。

明日も学校、か……。

嫌だな……。





憂鬱な気持ちのまま、駅に向かう。
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