これを溺愛だとは認めない!
「たま……じゃなくて、環さんって料理上手なんだね!」


私の中で憧れみたいな存在の咲先輩……だから、話し掛けて貰って凄く嬉しい。


なのに、風先輩と雅が何を話しているか気になって堪らないのは何故だろう。


「はい。料理は好きです……」

「俺、○○のキャラクターをキャラ弁にしたの初めて見たよ!!
俺、地味にファンだから凄くうれしい!!

って、どうした?」


私は最悪だ__


風先輩を雅に取られそうな気がして、心が落ち着かない。
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