彼氏がお父さん!?
転校生

キーンコーンカーンコーン…




少し遅れて先生がやってきた



「HR始めるぞー」



「ねー、先生、転校生まだー!?」



「おっ、お前らは情報が早いな」



「青崎、入って来い」



先生が合図をすると、扉から今朝見た人が入ってきた



この人が本当に転校してきたんだな。と思う



「軽く自己紹介してくれ」



「はい。青崎羽琉【aosakiーharu】です。よろしくお願いします」



「はい、じゃー、あのー、1番後ろの1個空いている席に座ってくれ」



「わかりました」



「あ、ちなみに俺は高柳千智【takayanagiーchisato】だ!たかやんでもさとぴーでも適当に呼んでくれ」



「あはは…ありがとうございます」



先生、転校生くん、話振られて困ってるよ



あれ?今後ろの空いている席だよね…まさか、



…私の隣?



さ、最悪……



ついてないな、私



「よろしくね。城田さん」



『あっ、うん!よろしくね』



ま、まさかの、転校生くんが隣とか、ついてない!!!



しかも、普通に私に話しかけてきた



話しかけないで〜



だけど、授業中とかにペア学習とかあるから最低限は喋らないといけない



はぁ……



ま、まぁ、1ヶ月経てば席替えだってあるし!




ポジティブに考えよ…!



世間的にはイケメンの部類なんだから、イケメンと話せてラッキーくらい思っておこう…



そ、そうそう。皆が羨むこと、なんだから、!!



あはははは……
< 6 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop