幼なじみマリアージュ～偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました～

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「頭、痛い…」

飲み過ぎたかも…
私は額を押え、ベットからムクリとカラダを起こす。

そして、寝室を出てリビングに行くと出勤の準備をしてた妹の舞と顔を合わせた。
私達姉妹は空港近くのマンションで二人暮らしをしていた。
妹の舞とは二歳違い。
私はCA
舞はGS
として父の会社で働いていた。

「おはよう…お姉様・・・」
「おはよう・・・」

「祐斗さんから訊きましたよ…」

祐斗の名で睡魔が飛んだ。

「お姉様と祐斗さん…結婚するんでしょ？？」

「えぇ～っ！！？」

私は舞の口から出た結婚の二文字に頓狂の声が出る。

余計に額がズキズキして来た。

「・・・まぁ―祐斗さんがお姉様に想いを寄せていたのはコトは知ってました。それでも…私は彼に自分の想いを知って欲しくて告白しましたが…お姉様には太刀打ちできませんでした…二人の結婚を心から祝福するのには少し時間がかかると思いますが…気長に待っていて下さい。じゃ私は仕事に行きます・・・いってきます」

舞は一方的に言葉を紡ぎ、出勤した。