幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
俺は二度恋をした幼なじみの結と結婚したかった。

唯それだけ。
古村のように野心も玉の輿に乗る気なんて毛頭なかった。

でも、周りは俺が玉の輿、何れは後継者になるんだと今から俺にゴマをする人間も居た。

結の容体が安定している間に一旦羽田の本社に戻り、社長に結の状態を報告した。

「結のオペは成功したのか?」

「あ、はい…成功しました」

かなり危険だったようだけど…今のお義父さんには事実を伏せた。

「あの…以前言っていた…俺を社長に据えるお話ですが…俺も古村と同じで謹んで受けます」

「祐斗…君」

「…よろしくお願いします…お義父さん」

「・・・でも、今は結と子供のそばに居てあげなさい…結が回復してからの話だ」

「はい…」
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