幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「あの方が…宇佐美社長ですか…」

「本当に草壁は宇佐美社長の顔知らないんだな…」

「…はい…」

「何だか…緊張して変な汗が出た…」

「…まぁ―・・・あれだけのイケメンなら・・・水瀬先輩も敵わないですね…」

「何か言ったか?」

水瀬先輩は俺をギロリと睨んだ。

「いえ…別に…何も…俺の独り言です・・・」

「・・・自分だけ幸せなら、それでいいのか?草壁」

「俺の独り言だって…」

水瀬先輩は両手をグーにして俺のこめかみをグリグリした。

「痛いです…水瀬先輩」

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