幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「私が悪いの?」

「悪い…」

祐斗は強い口調で返す。

「悪い子にはお仕置きしないと…」

「祐斗!?」

祐斗は私の唇に唇を強く押し付けた。

「んっ…あ・・・」

最初から激しい濃密な口づけ。

あっさりと彼の舌が口腔に入って来る。

彼の舌先が私の口内を味わうように蠢く。

甘さを滲ませながらも彼の舌が容赦なく口内を蹂躙した。

――――こんなに激しいキスは知らない。

カラダがどうにかなりそう。

腰許が疼き、足の間から溢れ滴る蜜に戸惑い、自然と太腿を摺り合わせた。

「結もディープなキスをされると蕩けた顔するんだな…」

祐斗の言葉に言葉を返そうとするけど…

言葉が出なかった。

私の泊る部屋のフロアにエレベーターが停まったと言うのに、暫く二人の濃密なキスは続いた。

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