eスポーツ!!~恋人も友達もいないぼっちな私と、プロゲーマーで有名配信者の彼~
けたたましい通知音で目が覚めた。
昨日はバイトが忙しくて、疲れてたのかヤマトのアーカイブ配信を見ながら寝落ちしてしまっていたらしい。スマホを握りしめたまま寝てしまっていた。
時間は……朝6時。
学校までもう少し寝られるのに……アラームじゃない音。
なにかと思ったら、SNSの通知音だった。
アプリアイコンの赤いバッジに表示されている数がどんどんと増えていく。
「なにこれ……?」
私は薄気味の悪さを感じながら、SNSを開く。
通知の正体は、ダイレクトメッセージだった。
『ヤマトに手、出してんじゃねーよ』
背筋に冷たいものが走る。
『男好きゴリラ。 よく配信にあがれたね』
『ハルたんおにゃのこってマジ?』
『プロゲーマーに手出すとか金目的ですか? ファンを傷つける行為はやめてください』
『あの~、変な目的でアタックウォリアーズされても迷惑なんですが(; ・`д・´)気持ち悪いです~。ていうか、ヤマトやソウマが相手にするとでも?』
メッセージを読んでいる間にも、通知はどんどんと増えていく。
『調子乗んな』
『死 ん じ ゃ え』
「やだっ……!」
思わず、私はスマホを放り投げてしまう。
これは……なにが起こってるの?
別に隠しているわけじゃないけど、なんで私が女ってバレているんだろう。
どうしてこんなメッセージが……。
思考回路がめちゃくちゃになっていく。
私、なにをしたらいいんだろう。
『ハル』のアカウントが色々な人にフォローされているのは知っていた。
配信にあがる前に、ヤマトが私をフォローしてくれたからだ。
だけど、私はこのゴリラアイコンのアカウントはもともと見るために使っていたものだったし、フォローしているのもアタックウォリアーズに関連するアカウントだけだった。
そのアカウントにこんなにたくさんのメッセージが。
心臓がバクバクと脈打っている。
暴言の雨は、一瞬で私の体を凍えさせた。
「私、たしかにヤマトのことは好きだけど……なんでこんなことを他人に言われないといけないの……」
7月と言うのに指先まで冷たくなってきたころ、今の気持ちに全くそぐわない軽快な着信音が鳴り響いた。
昨日はバイトが忙しくて、疲れてたのかヤマトのアーカイブ配信を見ながら寝落ちしてしまっていたらしい。スマホを握りしめたまま寝てしまっていた。
時間は……朝6時。
学校までもう少し寝られるのに……アラームじゃない音。
なにかと思ったら、SNSの通知音だった。
アプリアイコンの赤いバッジに表示されている数がどんどんと増えていく。
「なにこれ……?」
私は薄気味の悪さを感じながら、SNSを開く。
通知の正体は、ダイレクトメッセージだった。
『ヤマトに手、出してんじゃねーよ』
背筋に冷たいものが走る。
『男好きゴリラ。 よく配信にあがれたね』
『ハルたんおにゃのこってマジ?』
『プロゲーマーに手出すとか金目的ですか? ファンを傷つける行為はやめてください』
『あの~、変な目的でアタックウォリアーズされても迷惑なんですが(; ・`д・´)気持ち悪いです~。ていうか、ヤマトやソウマが相手にするとでも?』
メッセージを読んでいる間にも、通知はどんどんと増えていく。
『調子乗んな』
『死 ん じ ゃ え』
「やだっ……!」
思わず、私はスマホを放り投げてしまう。
これは……なにが起こってるの?
別に隠しているわけじゃないけど、なんで私が女ってバレているんだろう。
どうしてこんなメッセージが……。
思考回路がめちゃくちゃになっていく。
私、なにをしたらいいんだろう。
『ハル』のアカウントが色々な人にフォローされているのは知っていた。
配信にあがる前に、ヤマトが私をフォローしてくれたからだ。
だけど、私はこのゴリラアイコンのアカウントはもともと見るために使っていたものだったし、フォローしているのもアタックウォリアーズに関連するアカウントだけだった。
そのアカウントにこんなにたくさんのメッセージが。
心臓がバクバクと脈打っている。
暴言の雨は、一瞬で私の体を凍えさせた。
「私、たしかにヤマトのことは好きだけど……なんでこんなことを他人に言われないといけないの……」
7月と言うのに指先まで冷たくなってきたころ、今の気持ちに全くそぐわない軽快な着信音が鳴り響いた。