eスポーツ!!~恋人も友達もいないぼっちな私と、プロゲーマーで有名配信者の彼~
朝までぐっすり眠った。
目覚めはすっきりしていたけど、そのおかげでいつもより一本遅い電車に乗るはめになってしまった。
駆け足で教室に向かう。
別に早く登校したところで、誰とも話せないからいいんだけど……。
教室の扉を開けると、クラスメイト達が一斉に駆け寄ってきた。
「え? え?」
すぐに自分の席に向かおうとしたけれど、みんなが私のまわりに来るのでとても行けそうにない。
「上林さん、昨日の青龍杯見たよ!」
「ゲーマーだったんだね! 優勝したからびっくりした!」
「SNSですごく盛り上がっててさ、配信見たら上林さんなんだもん!」
「この学校から有名人が出たねー! 先生たちも話してたよ」
「ね、ね! ヤマトさんのサインとか頼めたりする!?」
「ちょ、ちょっと待ってー! いっせいに話されても困りますー‼」
見ると他のクラスから生徒達が来て、教室を覗いている。
昨日の大会から、一気にまわりの人が変わったみたいだ。
「ずっと話しかけてみたかったんだよねー」
「連絡先交換しよ!」
「ちょっとどいてどいて! 上林さんの友達はわ・た・し!」
……気持ちは嬉しいけど少しだけ、怖くなる。
「はい、席についてー。他のクラスの生徒も教室に戻りなさい」
タイミング良く、担任の成田先生がきてくれた。
「はいはい、早く座れ。上林さんは、放課後にちょっと職員室に来てくれる?」
「わ、わかりましたっ」
私これでも真面目な方の生徒だから、今まで職員室に呼び出されたことなんてなかったのに! 騒ぎになりすぎたのからなのかな……。
とりあえず、授業に集中しないと。
目覚めはすっきりしていたけど、そのおかげでいつもより一本遅い電車に乗るはめになってしまった。
駆け足で教室に向かう。
別に早く登校したところで、誰とも話せないからいいんだけど……。
教室の扉を開けると、クラスメイト達が一斉に駆け寄ってきた。
「え? え?」
すぐに自分の席に向かおうとしたけれど、みんなが私のまわりに来るのでとても行けそうにない。
「上林さん、昨日の青龍杯見たよ!」
「ゲーマーだったんだね! 優勝したからびっくりした!」
「SNSですごく盛り上がっててさ、配信見たら上林さんなんだもん!」
「この学校から有名人が出たねー! 先生たちも話してたよ」
「ね、ね! ヤマトさんのサインとか頼めたりする!?」
「ちょ、ちょっと待ってー! いっせいに話されても困りますー‼」
見ると他のクラスから生徒達が来て、教室を覗いている。
昨日の大会から、一気にまわりの人が変わったみたいだ。
「ずっと話しかけてみたかったんだよねー」
「連絡先交換しよ!」
「ちょっとどいてどいて! 上林さんの友達はわ・た・し!」
……気持ちは嬉しいけど少しだけ、怖くなる。
「はい、席についてー。他のクラスの生徒も教室に戻りなさい」
タイミング良く、担任の成田先生がきてくれた。
「はいはい、早く座れ。上林さんは、放課後にちょっと職員室に来てくれる?」
「わ、わかりましたっ」
私これでも真面目な方の生徒だから、今まで職員室に呼び出されたことなんてなかったのに! 騒ぎになりすぎたのからなのかな……。
とりあえず、授業に集中しないと。