至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

朱雀院様が去っていったあと、真凛ちゃんは膝から崩れ落ちるようにして倒れてしまった。


紙切れを握りしめて大号泣。



「真凛ちゃん、よかったね……っ!」

「うぅ、すばるちゃん〜これ夢じゃないよね?」

「現実だよ! ほら、ほっぺたちゃんと痛い!」

「あはは、すばるちゃん自分の引っ張っても意味ないって」



そう言いながら、自分でほっぺたをつねった真凛ちゃん。



「いったあい……夢じゃない〜」


幸せそうな笑顔につられてこっちまで笑顔になる。



「真凛やるじゃん!」

「相手SSクラスだよ、すごい!」


さっきまで、SSクラスよりSクラスがいいって言ってた女の子たちも一緒になってはしゃぎ始めた。

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