至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

「あと、割り振られた場所のとなりにある花壇の草取りもたまにやってるよね」

「な……」


たしかに、たまにやってた。

落ち葉もゴミもあんまりないときは、することがないから……。



「僕は生まれときから身の回りのことは全部家政婦さんたちがやってくれてたんだけど、宮名さん見てたら、当たり前のことくらい、自分で当たり前にできるようになろうって思ったんだ」


テストで1位を取ったとか、賞をとったとか。
それに比べたらぜんぜんすごいことじゃないけど。

初めて人に認めてもらえた……。

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