ある日、秋風とともにともに現れた彼女。
出逢い
「律おはよう〜」
 いつもダルそうに挨拶してくるのが“ 葉加瀬 翔都(はかせ しょうと)
賢そうな苗字通り頭が良くてスポーツができる。
おまけに顔がいい。
僕とは天と地との差がある人間なのに何故か僕に構ってくるヤツ。

「なぁなぁ律、転入生が今日来るらしいぜ。」

「めっちゃ可愛いって」

可愛くても頭が良くても別に僕には関係ない。
どうせ僕はもう誰とも関わらずに生きていくのだから。

「ええっと、転入生の名前は、葉月、」



「葉月っ?」

思わず反応してしてしまった。

「えぇ?誰にも興味なさそうにしてるくせに可愛い子には興味あるんだ〜w」

「別に」

こうなるから喋りたくなかったんだ

「そんで下の名前は奏楓。律はこの子と知り合い?」

違う、違う、違う
僕が探してるのは“ 葉月 奏依(はずき かなえ)
僕の初恋の人で

ずっとずっと変わらない大好きな人

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