【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)

矢継ぎ早に放たれた拒否のセリフたちによって、私の言葉は一気に口の中に押し戻される。

言い方は、少し気づかっていて、静かだけれど、

これまでの叱責やお小言なんかよりも、ううん……そんなのなんか比じゃないくらい、大きな猛威を奮って心に深く突き刺さってきた。

『無理にとは、いわんよ……』

会長がそう言ってくれたのは、私の意志を尊重してくれたからだ。

だからこれは私には迷惑でも気遣いでもない。

さっき会長の名前を出しちゃったのは、少しでもこのお見合いに来てもらいたかったからで――。

「ということで、この話は“無い”方向で――」

あ……行っちゃう。

「――ま、待ってくださいっ!」
 
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