【続】狂暴な彼氏、家では甘えん坊。
「…………分かったから、泣かないで?今回は事故としてみてあげる。」



優しい声色、優しい顔………


その姿にホッとした私。


「はいはい。もう泣かない!じゃあお風呂入ろ?」


突然のお誘いに嬉しくなる私。


「入るっ!」


「でも、一旦……こっちおいで?」


そう言われ、楓くんの体にギュッと抱きつくとよしよしと頭を撫でてくれた。


「これで、上書き保存だからね?」


上書き保存という言葉の意味が分からない私はとにかくニコニコとしていた


今日はお風呂一緒に入れるんだ………!

そんなこと考えてしまうと口元のニヤニヤが止まらない……


「はぁ、まったく、切り替え早いんだから。まぁちゃんと反省しているみたいだから許すけど。それに美雨は悪くないしね?」


「は、早く入ろっ!」

お風呂を急かす私をずっとなでなでしてくれる楓くん。


「じゃ、入ろっか。」







――――ちなみに、なかなか楽しいお風呂でした………





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