私を救ってくれたイケメン俳優の溺愛。
どん底

リストラ

 私は、花澤加恋(かれん)。26歳。

 大学卒業後、一般企業の事務員として、4年働いていた。

 ある日、会社な人事部から呼び出された。
「いろいろ選別した結果、花澤さんには辞めていただくことになりました。事務員は、今後は派遣を雇うことになりました。
 上からの命令なので、申し訳ありません。
 退職金は支払います。」

 この世間の状況下で、リストラは、一般的に起こりうることだった。

 正直、事務員なんて、派遣やパートを雇った方が、安いし便利なのだ。
 
< 2 / 30 >

この作品をシェア

pagetop