現実主義者の恋愛事情・王子を一時預かりします  レイと綺麗

合コン狩猟の場とは<8~13>

<合コン狩猟の幕開け>

狩りは期待と興奮で始まる。

だが、今回は異例だ。
男組と女組、各1名が傍観者なのだ。

それで傍観者同士が、
お話をするという
段取りが組まれている。

女の子たちはメイクも念入りに、
つけまつげバシバシで気合が
入っている。

綺麗もそれなりに・・
幹事はプレイヤーではない事を
アピールする。

地味なハイウェストのワンピース。
これはひたすら食ってもウェストが苦しくないので、
実用性のある合コン定番の服装だ。

居酒屋の個室を取っておいたので、
5人×5人で向き合うように座る。

幹事役の綺麗は、
一番入り口に近い所に陣取る。

酒や料理の面倒をみなくてはならない。
女の子たちが4人、連れ立って到着した。

男の方も3人そろった。

「高梨とお客さん・・
タクシーで渋滞だって、
先に初めておいてって」

綺麗がラインの連絡を、
満面の笑みで皆に披露した。

今日はただ酒・ただ飯だっ!!。

「さぁさ・・お酒の注文、何にしますか?」

綺麗が数冊のメニュー表を
店員から受け取り、周囲にまわした。

「申し訳ない・・遅れて」

高梨が個室の引き戸を開けた。
高梨に続いて、
長身の男が入ってきた。

空気が変わった・・・

こういうのを芸能人オーラというのか・・・
全員の視線を一気に、くぎ付けにする・・

その男は軽く頭を下げて、
笑顔をつくった。

女組はみんな・・・
その姿を見て、羨望(せんぼう)のため息を
ついた。
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