推しと好きはちがう!?
「連れてきた人は

お題に合っていますか?」


司会者からマイクを受け取ると

櫻木先輩は私の方を見て笑った


陽翔『合っています』



「「「きゃーーーーー!!」」」


凄い声にびっくりもするけど

今はそれどころじゃない


陽翔『愛結ちゃん驚かせてごめんね笑

こんなとこで言う予定じゃ無かったん

だけどなあ〜笑笑』


慌てて大丈夫ですの意味を込めて

首を振った



陽翔『でも

こんなタイミングで言いたくないから

愛結ちゃん、俺が優勝したら

話聞いてくれる?』



周りがざわつき

司会者も見に来ている人も

ここにいる全員が私たちに注目している



顔が真っ赤になるのがよくわかった



こくこくっと頷くだけ頷くと

櫻木先輩は安心したように笑った



「さあ〜次は…」


それから

体育祭は本当に

あっという間に終わった





優勝は、3年生だった

< 171 / 194 >

この作品をシェア

pagetop