希望をくれた君と私の物語 〜短編〜 実話です☆
ーポタッ……カチッカチッ…ガチャッ



「お姉ちゃん。前に借りた漫画返しに…

って、え……どうしたの?」

「なんでも、ない、、だい、じょう、、ぶ、だか、ら、」

「もしかしてさ、昨日言い合ってる声が聞こえてきたんだけど、位置情報のことで悩んでる?」

「そう、なの、。

ずっと見られてるってわかったからどこにも行けない…。」

「それ解除すればいいじゃん。

貸してみ?」

震えた手でスマホを差し出す。

「ほら。できたよ。解除したことはバレないから安心してね。」

「あ、あと伝えておきたいことがある。

これはどうしようもできないことなんだけど……」

「うん。なに?」

亮介の口から出た言葉は私の想像をはるかに超えていた。



お母さんからの位置情報監視発言など比ではなかった。





それは……









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