明日もキミといられたら。
***

「えぇみぃく~んっっ!」

ある人の方向に勢いよく走って泣き付く私、由賀野 千夏。(よしがや ちなつ)

「何?」

そう冷たく発したのは私の最っ愛なる彼氏、珠木 笑未くん。(たまき えみ)

「どうしよう、どうしよう………テ、テストが……っ」

「赤点とったなんて言ったら怒るよ?」

グサッ。

「お、お、怒って、下さい……」

「はぁぁ」

盛大なため息をつく笑未くん。

「ごめんなさい……せっかく笑未くんが教えてくれたのにっ……」

テスト前日、図書館で最後の最後まで教えきってくれた笑未くん。

なのにっ………

なんて裏切りをしてしまったんだ……

「で、何いいたいの?」

「……えっと……明日、何故か私だけまたテストやるそうなので………」

「教えてもらいたいと?」

「その、通りです……っ」
< 30 / 39 >

この作品をシェア

pagetop