理想の恋愛    〜高校生編〜
 男女一緒に部活の練習は行っていた。
 
 ウォーミングアップは、全体でやって、その後の練習は、未経験者と経験者に分かれる形だった。

 女子の経験者は4人。男子の経験者は2人だった。
 女子の経験者でみなみの他に星江優香(ゆうか)ちゃんと、広田あかりちゃんだった。
 優香ちゃんもあかりちゃんも県大会出場しており、見たことはあった。
 実際に対戦していないから、あまり記憶にはない。

 男子の経験者に、吉川純也(じゅんや)くんと、岡田宏樹(ひろき)くんがいた。
 
 みんなで、自己紹介して、練習を始めた。 岡田くんのプレイに圧倒された。
 無駄がない動き、シャトルが岡田くんの思い通りに操られてるようだった。

『あんなに上手な人初めて観た。』

 男子とは、同じ会場で試合をしていても、見ることはなかった。
 今まで気にしていなかった。

 みなみと練習をした。
 みなみの方が、圧倒的に上手だった。
『私に何が足りないんだろう?』
 悩みながら、練習をしていた。

「みなみに負けたのわかる。全然レベルが違う。
 これから、どんどん教えて。一緒に強くなりたい。」
「うん。いっぱい練習しようね。」
 みなみと一緒に頑張って行くことを決意した。
< 26 / 73 >

この作品をシェア

pagetop