私、夢を叶えますっ!
その人は、
「それで、君は僕の申し入れを受けてくれるかい?」
とさっきの続きを話す。
(ぅ~ん・・・
この人は悪い人にはどうしても思えないょ・・・
それにZENのコンサートに行くくらいZENが好きなこの人・・・
ZENファンに悪い人はいないよねっ。)
そう勝手な論理の元、私は決めた。
「それでは、お言葉に甘えて・・・
宜しくお願いします。」
そう言って頭を下げる私。
顔を上げると、またその人の優しい微笑が見えて、
一瞬ドキっとしてしまった私。
(圭がいるっていうのに、、、
この唯の浮気者っ!)
頭を振って、ときめきを振り払う私。