私、夢を叶えますっ!
「まっでも、そろそろ戻らないと、愛ちゃんに怒られちゃう・・・」
少し急いで席に戻る私。ドアに近づくにつれ、ドンドン大きくなる音。
ドアを開けた途端、すっごい音量の叫び声に
思わず耳をふさぐ私。
(なんですかぁ、この大音量はぁ?)
そう思ってステージに目をやった私。
ドックンッ
その瞬間、胸の鼓動は高鳴るどころか、
止まってしまったんじゃないかって思うほどの
衝撃が私の体を貫いた。