幼なじみの一途な狂愛
「あんま…見ないで、乙哉…////」

乙哉のベッドに組み敷かれている、梨々香。

「やだ」
「恥ずかし…////」
「梨々、綺麗……」
「お願……」
梨々香は、腕で顔を隠す。

「あ…ダメ!梨々、顔見せて?」
その梨々香の手を優しく掴み、ゆっくり外す。

「…っ……////」
顔を真っ赤にした、梨々香がいた。

「梨々////その顔…ヤバい…////」
乙哉は梨々香の口唇を塞ぐ。
そして梨々香の服を脱がしながら、頬や首、鎖骨……身体中に啄むようなキスを落としていく。

「ん…乙……哉…はぁ…っあ……」
「梨々……もっと、俺の名前呼んで?」
「乙哉…」
「俺の腕の中で、俺の名前を……」

「乙哉…好き……」

「可愛い…梨々……声…もっと聞かせて……?」
「お…とや…だめ……も…おかしくなる……」
梨々香はシーツを握りしめ、乙哉から与えられる気持ちいい愛情に耐えていた。

「ほんと、可愛い……
嬉しいな……梨々が俺のキスに合わせてピクッて反応するから……!」
乙哉は嬉しそうに、梨々香の身体を貪る。

「…っあ…やぁ……はぁ…」
「ずーっと……キモいくらいに想像してたんだ……
梨々の身体は…どんなんだろうって……」

「んん…ひゃぁ……ぁ…」
「想像以上に綺麗で……俺も、どうにかなる…
梨々…もっと、味わせてね……それでもっと、おかしくなって…?」

そして乙哉は、梨々香の手に指を絡めて握った。

「梨々」
「はぁはぁ…乙…哉」
「俺、幸せだよ……」
「乙哉…」
「やっと、梨々と……恋人同士になれた……」
「うん…」
「やっと……梨々と……」

「乙哉…?泣いて…るの…?」

「泣いて…ねぇ……」
「泣いてる……!」
「泣いてるのは、梨々…!」
「うん…私も嬉しくて…涙出てきた……」

「梨々…」

「ん?」

「ありがとう……!」

「え?」

「俺を好きなってくれて……ありがとう………!」


二人はググッと繋がる。

そして、ひたすら愛し合った。

10年という月日を埋めるかのような、激しくて、甘くて………それでいて、ある意味苦しくて、切ないセックス。


夜が更けて、明けても、止まらない。


落ちていく━━━━━━━

お互いの愛の中に………


落ちていく━━━━━━━



「梨々……まだまだ、終わらないからね……
もっと……梨々をちょうだい……!」


もっと━━━━━━━━

俺から放れられないように……………



梨々の全てを、ちょうだい━━━━━━

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