今日から君の専属マネージャー
報告書1.採用

「行ってきまーす」


__ぎゃー、また遅刻。


 今日も私は慌ただしく家を出る。

高校に入学してからこれまで一度もまともに登校したことがない。入学式の日でさえ遅刻しそうになった。

なにも高校で始まったことではない。

これまで中学も、小学校も、四歳で入園した幼稚園でさえ、時間通りに教室はおろか、門をくぐったことがない。

自分では「明日こそは……」と気合いを入れて布団に入る。

だけど、朝、どうしても起きられないのだ。

おかげで生徒指導の先生と風紀委員長から目をつけられている。

そして今日、高校二年生の一学期終業式の日でさえ、私は遅刻しようとしている。

もちろん原因は寝坊だ。

その発端は、夜更かしだ。


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