オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「前に楓くんに聞いた。帰るときは、自分も一緒に行くって言ってくれてたよ」

「ええ?楓が?」

「おかしいか?」

「前に一度、久しぶりに帰らないかと誘ったら、面倒くさいって言われたのに…」

「せっかくだから、3人で行こう」

「そうですね…タイミングが合えば…」

 その言葉に、響の中では既に計画を立て始める。今回は柚よりも楓と話をする方が早そうだ。出来れば、柚と同棲をしたいと思っている。今後のためにも、最初が肝心だろう。両親に許可をもらいたい。

 まずは、自分の両親に紹介して、その後柚の両親に会いに行こうと思う。

 そして、早速両親に連絡を取り、来週末に決めた。響の包囲網計画が着実に実行していく。


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