イケメン総長は、姫を一途に護りたい
胸がいたい
「…俺、ちょっと頭冷やしてくるから。咲姫、しばらくここから外すな」


そう言って、千隼くんは生徒会室から出て行った。


ドアが閉まったのを確認すると、わたしは二階堂さんに詰め寄った。


「さっきの…どういうことですか!?」


わたしをかけて、2人が勝負…!?

…そんなの、意味がわからないよ。


それに、二階堂さんが提示した勝負の日は……明日。


二階堂さんはようやく今日、ベッドから起きられるくらいに回復したばかり。

まだまだ体調は万全じゃないというのに、勝負を挑むだなんて…無謀すぎる!


「なにも、驚くことはないよ。キミを僕の手で守りたい。そのために、緒方が邪魔だっただけだ」

「でも、千隼くんと勝負だなんてっ…」

「僕が、『咲姫を譲ってほしい』と言ったところで、あいつが素直に応じるわけないだろ?」
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