総長、私のリボンほどいて。🎀
大粒の涙が留め度もなく、ポロポロと落ちていく。
「氷雅お兄ちゃんみたいな綺麗な黒髪だったら良かった!」
「私はこの髪が、金髪が大嫌い!」
「偽物の氷雅お兄ちゃんなんて、だいっっきらい!!!!!」
そう泣き叫んだ瞬間、
心に絡まった絆のリボンがほどかれ、バラバラに千切れた。
私は氷雅お兄ちゃんの手を振り払う。
そして洗面台を出て玄関まで走る。
「ありす!」
氷雅お兄ちゃん、もう私の名前を呼ばないで。
私は玄関で靴を履き、扉を開け、走って出て行く。