総長、私のリボンほどいて。🎀

 怜王(れお)くんは私の前にしゃがむ。

「夢…?」

 しゅるっ。
 怜王(れお)くんはリボンがついたゴムを取った。

「…夢じゃねぇよ」
「…お前のリボンほどくの、俺だけだから」

 怜王(れお)くんは私を抱き締める。
 私も抱き締め返す。

 この温もりは夢、じゃない。

「…怜王(れお)くんって…」

「いっぱい…呼べるように練習した…」

「…そう。髪、金髪のままなんだな」

「うん、ありのままの自分でいたいから」

「…………」
 怜王(れお)くんは黙る。

怜王(れお)くん?」

「…ちゃんと考えてから答えろよ」

 怜王(れお)くんはそう言うと耳元で甘く囁く。
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