一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを



不思議だね。


琥珀くんと一緒にいると、なぜかなんでも大丈夫に思えちゃう。


どんなこともへっちゃら。


怖いものなんて何も無いみたいな、そんな感じ。



「なんで琥珀くんはいつも私のこと助けてくれるの?まるでヒーローみたい」



クスッと笑いながら、呟く。


そう、まるでキミはヒーローのよう。


困っている時に助けてくれて、私はそんなキミのおかげで笑顔になれる。


ほら、不思議でしょう?



「瑠莉に一目惚れしたんだよ……悪いかよ」


「……っ!?」



琥珀くんの返事は予想外だった。


だって、これって───



「俺は瑠莉が好きだ」



まさか、琥珀くんから告白されるなんて思わなくて。


琥珀くんが私のことを好きだと思っているなんて知らなくて。



「あの、えっと……」



突然すぎたから、なんて返事をしたらいいのかわからない。


告白なんて、初めてだもん。





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