モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい

笑顔でサヨウナラ



そしてやってきた12月24日。


待ち合わせは夜の7時。

都内にある有名なイルミネーションを観に行く。


自分の部屋の鏡の前でクルっと一回転して最終確認する。



セーターのワンピースにモコモコのアウター。首元は寂しくないようにアクセサリーで華やかにして髪の毛だって巻いて気合いを入れた。



これで大丈夫かなぁ。

靴はヒールのあるブーツだからいつもより目線が高い気がする。



「姉ちゃんどこ行くの?そんな格好して」


家を出る目前に陽貴に会った。



はぁ……なんでいつもいつも良いタイミングで会うのかほんとに意味が分からなーい!



「ふふっ莉愛は好きな子とデートしにいくのよ」

隣からヒョコっとお母さんが顔を覗かせてそう言った。


ちょ!そんなこといったら陽貴が誤解しちゃうってぇ。

そんな私の心の内の心配なんて気にもとめていない。



「はぁ?姉ちゃんには婚約者がいるんじゃなかったっけ?」


あー…まぁそうなるよね。


「莉愛にだって好きな子ぐらいいるわよねー?」
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